2013年9月25日水曜日

酒の器Toyodaグループ展

『酒の器 Toyoda』は京都・伏見は「神聖」山本本家の酒蔵の一角にある、酒の器を中心としたギャラリーショップです 。
今年で6回目を迎えるこの企画展ですが、今年は「漆のうつわ 鍛金のうつわ」展となります。
今回私は「焼地」のうつわを中心に出させて頂きました。
「焼地」とは木地となるうつわの表面を炭化させ、そこに漆をしみこませることにより、木地を安定させ固い表面に仕上げる新しい試みの技法です。
ぜひ、実際に触っていただき独特のテクスチャーを感じていただければと思います。

『漆のうつわ 鍛金のうつわ』 
   稲垣大・ 落合芝地・菅原利彦・土井宏友・野口健・ 松本和明・三木啓樂
日時・・・10/2(水)~10/14(月)
     11:00~19:00 7日は定休日
場所・・・酒の器 Toyoda
     京都市伏見区上油掛町190
     075-611-7822    

酒の器Toyoda のホームページ

2013年5月5日日曜日

自分で削った箸


娘たちに、「自分で削って作った箸に赤い漆を塗ってほしい・・・」と頼まれていたものが出来上がりました。
持ってみると、娘たちの手には少々太いし長いなぁという感じなのですが、本人たちは大満足!「これ、使いやす〜い!!」とご満悦。
一生懸命自分で作ったものは、やっぱり使うのが嬉しい。

近頃だんだん何でも自分でできるようになってきて、自分の力で自由にやる楽しさが分かってきたようです。
娘達がもう少し小さい頃、
「これってどうやるの〜?」と1日に何度も何度も聞かれるのに疲れはて、
「一生懸命やるんだよ〜!」って答えてたのを思い出しました。
嬉しいような寂しいような。

2013年4月7日日曜日

ミセス5月号



本日4月7日発売のミセス5月号。「おいしい神戸&淡路島」のページに、いつも展示会でお世話になっている芦屋のギャラリー「bonton.(ボントン)」が取り上げられていて、私の漆のプレートをご紹介いただいてます。bontonの素敵なアンティークのテーブルに並べられた漆の器は、我が家にいる時とは又違う顔を見せてくれています。

2013年3月27日水曜日

亀まん本店にて作品展示中です


高遠に引っ越してきて間もない頃、他県で個展があり、そこへのお土産にと「亀まん」を持っていったことがあります。
そこで「高遠の亀まんさんは昔から本当に美味しいのよね」と言われ、小さな町のしかもこんなに遠いところで亀まんが知られているなんて・・・と驚いたことがあります。それ以来いつもお世話になっている「老舗 亀まん」さん。

 今回、地元の工芸作家の器と亀まんのコラボ企画で「今月の器」に取り上げていただいています。
漆器に和菓子をのせた時の空気感は、凛として美しくてわたしはとても好きです。
 そして、亀まん本店にて作品も展示していただいてます。折しも桜の季節!高遠にお越しの際はぜひお立ち寄りください。

 又、亀まんとのコラボ甘味メニューもある「高遠そば・甘味処 壱刻」も冬季休業を終えて今日から営業再開です。以前にもご紹介しましたが、壱刻さんでは漆の湯桶を使って頂いています。こちらもぜひお立ち寄りください。

2013年2月1日金曜日

ギャラリーの改装

思えば、「自分たちで家を作ろう!」と思いたち、
コツコツ、トントン、ペタペタと約2年頑張って、
とりあえず引っ越してきてからもう6年になります。
(なのに、実はまだ完成していない・・・よく聞く話ではありますが・・・!)
10年前に近くにセルフビルドした「ストローベイルハウス」と、この「在来工法に土壁(床下も屋根の断熱も土です!)」という我が家の2軒を、沢山の人達が見学に来られました。そして、実際にセルフビルドされて住んでいる方もいます。みなさんパワフルで本当に凄いなぁと思います。

我が家の子供達にとって、今は「自分たちで作った家に住む」ことはとても自然なことです。
いつか大人になってもそう感じられるように・・・そしてここで過ごしたことを「とっても素敵なことだったんだなぁ・・・」と思ってもらえたらちょっと嬉しいなぁと、
もうすぐ10歳になる娘達をみていて思いました。

そしてそして、完成していないのに・・・・・少しだけギャラリーの改装です。
収納を増やすのと、雰囲気を小屋から小部屋にするのが今回の目的です。

まずは収納を増やすべく、天井を貼ります。屋根裏全部なので結構な収納力です。
何故、こんなに収納がいるのかといいますと、年に数回ここが作業場になるからなんです。
大きな本棚や水屋等の漆塗りの仕事が入ると、普段展示している漆器作品は全て収納して、ここで作業をします。
次に、セメントを練って・・・・
ところで、家造りで何が一番大変だったかと聞かれれば、何と言っても土仕事です。

とにかく重いです。「掘って、運んで、混ぜて、運んで、塗って」の繰り返し。
面白いけれど重労働。
セメントを見ていたら思い出してしまいました。
今までレンガ敷きだったところもセメントにしてスッキリさせます。

さて、仕上がりはいつでしょう・・・。

2013年1月14日月曜日

どんと焼き

この三連休、「鏡開き・どんと焼き・山の神」と行事続き。
中でもどんと焼きは我が家の子供達が楽しみにしている行事の一つです。
うちの部落では、お飾りや達磨を焚いた火でまゆ玉を焼いて食べた後、厄年の人が「厄投げ」をします。お茶碗にお金を入れてお茶碗で蓋をして、それを道祖神に投げて茶碗を割って厄を祓うのですが、このお金は小学生が拾い集めて、その足で近所のお店で全部お菓子を買って使いきって家に帰らなくてはなりません。「今年は1人いくらかなぁ・・・」と子供らが頭をつき合わせてお金を数えます。
段々子供が減ってきて、いつまで続けられるかわからないけれど、大人になった時に幼い頃の楽しい思い出やうつくしい情景が心にたくさんあるって、本当に幸せなことだなぁ・・・と思います。

2013年1月7日月曜日

今年もよろしく御願い致します!

12月のbonton、1月のカフェドグラスとお忙しい時期に展示会にお越し下さった皆様、本当にありがとうございました。
新しい出会いと懐かしい再会に感謝の気持ちでいっぱいです。
カフェドグラスで個展をさせて頂いたお陰で、久し振りに年末年始を岡山で過ごすことも出来、楽しい年越しになりました。

折角なので一泊追加。岡山から長野に戻る途中、初春の京都に立ち寄りました。小雪降る中、哲学の小径から法然院へ。

法然院の中を歩いていると、石積みの上に土が盛られコケとシダで覆われたような面白い塀がありました。
カメラを向けると光が差して、凛とした空気に背筋も延びて・・・・・本年もよろしくお願い致します。